京都庭園散歩 本法寺(2019年04月)

概要等は、本法寺(2018年10月)に載せています。

今回は、春の特別寺宝展涅槃図公開(3月26日~4月21日)と観桜を兼ねて訪れました。

長谷川等伯筆の「佛涅槃図」の真筆が観られます。また、切り絵師・尾之善氏の「切り絵の世界展」が開山堂にて開催されている関係で、普段立ち入ることが出来ない開山堂にも上がることが出来ました。

料 金:1000円(宝物館と庭園のみなら500円)

小川通り沿いにある仁王門から境内へ。石橋は京都市指定有形文化財です。

入って左手に、啓翁桜の幼木があります。彼岸桜の枝変わり種だそうです。

右手に、大摩利支天尊天社と北辰殿があります。大摩利支天尊天社の手前にあるのは、狛犬ではなく狛猪です。

少し歩いて左手(南)に経蔵と鐘楼が並んで建っています。

右手には多宝塔があります。

多宝塔の向かい側(西側)に本堂と長谷川等伯像・光悦翁手植之松があります。

多宝塔と本堂の間を北に折れると、右手(東)に叡唱松があり、その向こうに左から唐門・開山堂・塔頭尊陽院の門が見えます。

開山堂

塔頭・尊陽院の山門

唐門とその奥にある涅槃会館(宝物館)

唐門の前を左手(西)に折れて、本堂と庫裡とを結ぶ回廊を潜って、庭園入口のある寺務所へ。

寺務所(庫裡)の右手には大玄関があります。

入ると廊下が二手に分かれ、右(東)に行くと、涅槃会館とその前庭の「十(つなし)の庭」及び開山堂に至る廊下があります。左(北)に行くと書院とその前庭の「巴の庭」があります。

まずは右の「十の庭」へ。

涅槃図を拝観した後、奥の回廊から開山堂へ。

開山堂の北東隅から「十の庭」

開山堂内で催されている「切り絵の世界展」を観賞した後、開山堂の南縁(正面廂部分)から多宝塔・本堂を見た景色。

戻って左手の書院と「巴の庭」の方へ。

緋毛氈の上を歩いて突き当たると右手前に生垣があり、その奥に巴の庭が広がっています。

庫裡から書院へは回廊で繋がっていて、左右に庭があります。

上の写真の右上、木製の反り橋の右手に「蹲踞の庭」があり、光悦遺愛の手水鉢があります。

手水鉢は石燈籠に隠れて見えないので、書院側に渡り西南隅から見ます。

今度は書院側から東南隅から庫裡

今回は春の特別寺宝展涅槃図公開に合わせて、書院の障子が開け放たれ、内部に六曲一双の屏風が展示されていました。

奥の上段の間の前から南の庫裡の方向を見た部屋の様子。左側が「巴の庭」になります。

書院内部から「巴の庭」


「巴の庭」の奥(北西隅)の手水鉢

2019年04月04日撮影

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