京都庭園散歩 西村家(2019年05月)

場 所:京都市北区上賀茂中大路町1

拝 観:3月15日~12月8日の間(この間は無休)

拝観料:500円

拝観時間:9:30~16:30

江戸時代、上賀茂神社の神官たちが神社前の明神川沿いに家を構え社家町を形成しました。

錦部家の旧宅は、現存する社家の中でも最も古い面影を残す庭園があります。明治20年代に西村家が所有し現在は西村家別邸になっています。ここの庭は養和元年(1181年)に上賀茂神社の神主であった藤木重保が作庭したものと考えられています。庭園は京都市の名勝に指定されています。

曲水の宴を催すために庭内に明神川の水を取り入れ、そしてまた明神川に戻す工夫がなされています。また、神官が身を清めるために使用されたとされる井戸が残っています。

建物は、西村家になってから、明治の中後期に八代西村清三郎が建てたものです。

大田神社から上賀茂神社に向かう途中の明神川沿いにあります。

門を入って直ぐ左手の四阿の柱に取り付けられてる呼び鈴を押して先に進みます。

路地が真っすぐ母屋に繋がっています。途中右手に庭に通じる草門があります。

突き当りに入口があります。

右手に三畳台目向切の茶室があります。

茶室に躙り口がありませんので、廊下を挟んで向かいの部屋が待合になるそうです。

茶室の隣に廊下に面して水屋があります。

廊下を奥に進むと右手に庭が現れます。

更に進むと座敷があり庭が一望出来ます。座敷の左側手前に錦部旧宅俯瞰図があり庭の構造が分かります。

座敷の左奥には床の間があります。

正面と右側に庭園が広がっています。

正面にある降臨石と燈籠。

正面左手前にある井戸。神官が禊に使用していたそうです。

正面右側にある入口から入って右手にあった草門に繋がる飛び石。

右側の庭と茶室の縁側

廂と簾と庭園

座敷の廊下を隔てた南側の庭、井戸があります。

入口を出て、建物と塀の間を抜けて奥池に向かいます。

入ると右手に茶室があります。

茶室に面して東側に池があり、池の周りを回遊することができます。

池の中ほどには木製の橋が架かっています。

池の奥から茶室。

小さな石橋を渡って

池越しの茶室。

池に北寄りにある水の流入口

流入口付近の池の鯉

路地を通って門外へ。

2019年05月17日撮影

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