京都庭園散歩 妙心寺塔頭 桂春院(2016年11月)
妙心寺塔頭 桂春院(けいしゅんいん)
場 所:京都市左京区花園寺ノ中町11
拝観時間:9:00~17:00(冬は16:30)
拝観料:400円
休 日:1月2日
1598年織田信長の長男信忠の次男秀則が水庵宋掬(すいあんそうきく)を
開祖として見性院(けんしょういん)を創建
のち1632年に美濃の豪族石河(いしこ)壱岐守貞政が、父の菩提を弔うために
桂南守仙(けいなんしゅせん)和尚を請じて整備。
父と母の法名から一文字ずつとり桂春院と改めた
大心院の門を出て右に道なりに進むと桂春院の門前に至ります
庭園は江戸時代の作庭で、国の名勝・史跡に指定
清浄の庭・侘び庭・思惟の庭・真如の庭とそれぞれの庭に
趣がありとても素敵な庭が見られます
清浄の庭・・・方丈北側の壺庭で、直立した紀州の巨岩・奇石の枯滝を配し白砂の渓流が
が流れている心洗われるお庭です
侘びの庭・・・書院前庭より飛び石づたいに既白庵(きはくあん)茶室に通じる露地庭
侘びた梅軒門・猿戸と七尊石と水井戸がある趣き深い庭です
思惟の庭・・・方丈東側に広がる露地庭で、梅軒門から飛び石が続き、十六羅漢と座禅石
が配された深山に分け入った感のある庭です。
真如の庭・・・方丈南側の庭園。つつじの大刈込で蔽い、その奥に紅葉した楓の屏風が
展開してとても美しい庭園です。
方丈からつつじの蔽いの裏側に降りて、楓の紅葉樹林のもとを散策することができます。
とても静かでゆったりと時だけが流れていく感じがしました。
方丈は1631年建立の単層入母屋造・浅瓦葺の建物で、狩野山雪筆の襖絵があります
訪問日:2016.11.16(水)はれ
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