京都庭園散歩　妙心寺界隈　法金剛院(2016年11月)

妙心寺塔頭　法金剛院（ほうこんごういん）

場　所：京都市右京区花園扇町49

拝観時間：9：00～16：00

拝観料：500円

休　日：12月30日、31日

ＪＲ山陰本線花園駅を出て右に行くと妙心寺、左に歩くと法金剛院の山門前にでます。

唐招提寺に属する律宗の寺院。山号は五位山、本尊は院覚作丈六阿弥陀如来（平安期・

重文）

830年頃右大臣清原夏野が山荘を建てたのを死後双丘寺と改称。

858年文徳天皇の発願で伽藍を建立し天安寺と称す。

のち1130年待賢門院が荒廃していたのを再興し、法金剛院と改めた。

庭園（特別名勝）は、待賢門院が造園させた「池泉回遊式浄土庭園」で

1968年に発掘復元されている。

日本最古の人口滝とされる、僧林賢（りんけん）と静意（じょうい）の作と伝わる

巨石を並べた「青女の滝」は雄大で一見の価値があります

今も清らかな水が流れ落ち池に注いでいます

紅葉みて　君が袂やしぐるらむ　昔の秋の　色をしたひて（西行法師）

待賢門院に叶わぬ思慕を抱いていた西行の、今は亡き君に寄せる気持ちに思いをはせながら

池のほとりを巡るってみてはどうでしょうか

訪問日：2016.11.16（水）はれ