京都庭園散歩 東福寺塔頭 芬陀院(2016年6月)
東福寺塔頭 芬陀院(ふんだいん)(通称 雪舟寺)
場 所:京都市東山区本町15丁目803
拝観時間:9:00~17:00(冬は16:00)
拝観料:300円
休 日:無休(法事中は不可)
1321年~1324年一条経通が父一条内経のために、定山祖禅(じょうざんそぜん)を
開祖として建立。書院は1755年の火災により焼失、その後恭礼門院の旧殿を移築。
雪舟作と伝える鶴亀の庭があることから、雪舟寺とも呼ばれている。
庭園は禅院式枯山水で、1939年に重森三玲により復元された。
JR奈良線東福寺駅を出て折れ曲がった道を進み、臥雲橋を渡って東福寺の日下門を
中門に向かって右折すると芬陀院の門前に出ます。
門をくぐって受付へ
小鳥のさえずりと風が吹き抜ける音のみが聞こえる方丈から南庭を眺めていると
心が和やかになります。
鶴亀の庭と呼ばれ、左側が折り鶴を右側の二重基壇が亀を表している、雪舟が石で描いた枯山水。
右隅に佇む手水と活けられた花がひっそりと迎えてくれているような・・・
方丈の廊下を左に折れると東庭の奥に「茶関白一條恵観(えかん)」公の
茶室「図南亭(となんてい)」が見えます。
図南亭は躙口(にじりぐち)のない貴人好みの茶室で、中に恵観公の木造が安置されてり、
円窓から東庭が眺められる。扁額は石川丈山の筆。
図南亭の隣にも茶室があり、この二つの茶室に囲まれて露地庭があり、
公愛用の勾玉の手水鉢と崩家形燈籠が趣きを添えています。
東福寺から少し離れていることから、訪れる人も少なく静かで心安らぐひと時が過ごせました。
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