京都庭園散歩 臨済宗大本山東福寺(2016年6月)
場 所:京都市東山区本町15丁目778
拝観時間:9:00~16:00(秋は8:30~16:30)
拝観料:400円
休 日:無休
摂政九条道家が聖一(しょういち)国師(円爾弁円(えんにべんねん))を開山として菩提寺建立を発願、1236年から19年の歳月をかけて1255年に七堂伽藍が完成。
京都五山の一つ。ご本尊は釈迦如来。
方丈庭園は、重森三玲により1938年に作庭、釈迦成道を表現した枯山水庭園で別名「八相の庭」と称されている。方丈を囲んで四方に配置され、それぞれに趣きが異なる。
南庭の枯山水庭園は、蓬莱神仙思想に基づく四仙島を巨石を配して表し、白砂の渦巻く波紋で「八海」を表す。正面の向唐破風の唐門は、昭憲皇太后の寄進と伝わる明治期唐門の代表作。
西庭は、さつきの刈込と砂地と刈込で「井田市松(せいでんいちまつ)」模様に整えられている。
北庭は、ウマスギゴケの緑と市松模様の敷石とさつきの刈込が、見事に調和して印象的。
東庭は、雲文様の地割に北斗七星が円柱の石で表現され、後方に天の川に見立てた生垣を配する。
通天橋を渡った先の普門院前にも江戸中期の美しい庭園があります。
普門院前の庭園は、左に楼閣を有する開山堂が連なり、白砂の大海の向こうに
色鮮やかな庭園が広がります。
訪問日:2016.年6月2日晴れ
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