京都庭園散歩 臨済宗南禅寺派大本山 瑞龍山太平興国南禅禅寺(2017年7月)
京都市左京区南禅寺福地町86
拝観時間:3月~11月 8:40~17:00(16:40受付終了)
12月~2月 8:40~16:30(16:10受付終了)
休 日:12月28日~12月31日
料 金:500円
後嵯峨天皇が文永元年(1264年)に造営した離宮・禅林寺殿を、亀山法皇が正応4年(1291年)開山に無関普門を迎え、龍安山禅林禅寺と改称した。無関普門が早くに死去したため、伽藍は2世の南院国師の永仁7年(1299年)ときにほぼ整った。度重なる火災と戦火により応仁の乱以降荒廃していたが、江戸時代、「黒衣の宰相」と呼ばれた以心伝心が慶長10年(1605年)に入山してより復興が進み現在にいたっている。
日本最初の勅願禅寺であり、京都および鎌倉五山の上に置かれる別格扱いに寺院で、日本の禅寺の中で最も高い格式を誇る。
中門を潜り、三門・法堂・本坊へ。方丈は大方丈と小方丈からなりいずれも国宝に指定されている。大方丈は天正年間に建設された旧御所の建物を移築したもの。小方丈は寛永年間の建築。
方丈庭園は名勝に指定されており、小堀遠州の作庭で、巨石の姿から「虎の児渡し」と呼ばれている枯山水庭園です。
小方丈庭園は別名「如心庭」と呼ばれ、昭和41年 官長柴山全慶老子が指示指導のもと作庭された、「心」字形に庭石を配した枯山水庭園です。
方丈から龍渕閣に至る回廊の左右も庭で囲まれています。東庭は細長く本坊から奥の帰雲院まで続いています。南禅寺垣で一部囲われていて風情があります。
龍渕閣の東側には「龍吟庭」と名付けられた池泉式庭園があります。
方丈の北側には「鳴滝庭」と名付けられた坪庭があり、龍渕閣と回廊で囲まれた六道輪廻の戒めを表した「六道庭」へと続いています。
西側回廊からは、「蓬莱神仙庭」が眺められます。
訪問日:2017年7月14日
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