京都庭園散歩 鷲峰山高台寺塔頭 圓徳院(2016年6月)

場 所:東山区高台寺下河原町530  TEL075-525-0101

拝 観:無休

拝観時間:9:00~17:30(17:00受付終了)

拝観料:500円

臨済宗建仁寺派に属し、本尊は釈迦如来。

北政所の甥で備中国足藩主・木下利房が、高台寺の三江紹益和尚を開山としたのが始まり。

利房の没後木下家の菩提寺となり、利房の院号「圓徳院」をそのまま寺号とし、高台寺の塔頭となる。

もとは、北政所ねねが秀吉の没後高台寺建立を発願し、慶長10年(1605年)に伏見城の化粧御殿と前庭を高台寺山内に移築して移り住んだのが始まり。ねねは77歳で没するまでの19年間をここで過ごしたと言われています。

円山公園から南へ清水寺に向かって「ねねの道」を歩いてくると、左に高台寺に至る細い坂道が、右に圓徳院の入口である武家屋敷様式の長屋門があります。

長屋門を潜ると正面に唐門が見えて来ます。

唐門を潜って方丈へ。その途中に秀吉好みの手水鉢があります。

方丈には元大徳寺三玄院にあった長谷川等伯の襖絵(国の重要文化財)(現在は複製が展示)があります。方丈に面した南庭は、奈良文化財研究所の森蘊博士指導の下、徳村宗悦が作庭した枯山水庭園です。

方丈の縁側を右に曲がると、ねねの小径と呼ばれる石畳の路があります。

長い渡り廊下を通って北書院へ。

北書院を囲む前庭は、伏見城化粧御殿の前庭を移したもので、桃山時代の代表的庭園(国の名勝に指定)。賢庭作で後に小堀遠州が手を加えた池泉回遊式枯山水庭園。築山を中心に巨岩巨石が配された桃山時代の豪華さを表す素敵な庭です。

北書院を左側に回り込んだ先に茶室があり、伝いと手水があります。

撮影:2016年初夏

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