神社仏閣編 高松山祇王寺(2018年4月)

場 所:右京区嵯峨鳥居本小坂32

拝 観:年中無休(但し元日のみお休み)

拝観料:300円

拝観時間:9:00~17:00(16:30受付終了)

元々法然上人の門弟良鎮により創建されたと伝わる往生院の境内にあったが、その後往生院は衰退。ささやかな尼寺として残っていたが、明治初年に一時廃寺となった。しかし、それを惜しむ人々の尽力により明治38年(1905年)に再興。

平清盛の寵愛を受けていた白拍子の祇王が、清盛の心変わりにより母と妹と共に入寺したとして知られている。また、庵主の智照尼は、瀬戸内寂静の小説のモデルとなった人物であったことでも知られている。

常寂光寺の山門を出て東に進み左折。右手前方に落柿舎をみて北へ。

道の途中左手に桜が美しい小さな公園があります。右手は落柿舎の裏手に向井去来のお墓もあります。

更に北へ、二尊院の門前を過ぎて道なりに歩いて西へ。

壇林寺の塀を右手に見ながら進むと祇王寺の参拝口に至ります。

竹垣の坂道を登って受付を済ませ進むと、右手に草門、左手奥に草庵が見えます。

草門を潜って苔庭越しに草庵が見えます。尼寺らしい雰囲気があり素敵です。

更に参道を進んで草庵へ。そうすると祇王寺に生息している色々な苔が紹介されています。

その隣に歌碑があります。平家物語で祇王が清盛の元を去る時に襖に書き綴られたと言われている歌が刻まれています。

「萌え出づるも 枯るるも同じ 野辺の草 いづれか秋は あはではつべき」

歌碑のところから草庵の吉野窓が見えます。茅葺屋根の草庵には、祇王・清盛公などの5人の木造が安置されています。

草庵の前に可愛らしい「蹲(つくばい)」があり、苔の庭にマッチしていて素敵です。

撮影:2018年04月03日

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