神社仏閣編 小倉山常寂光寺(2018年4月)

場 所:右京区嵯峨小倉山小倉町3

拝 観:年中無休

拝観料:500円

拝観時間:9:00~17:00

平安時代より嵯峨野の地は、皇族や貴族の離宮や山荘が存在した有名な景勝地で、特に小倉山には藤原定家の山荘「時雨亭」があったと伝わる地でした。

この地に安土桃山時代の末・慶長元年(1596年)に日蓮宗大本山本圀寺第16世日禎上人が、歌人でもあった角倉了以と角倉栄可から土地の寄進を受け、隠棲の地として開創。堂塔は小早川秀秋ら大名からの寄進により整備された。

本堂は伏見桃山城客殿を、仁王門は大本山本圀寺客殿の南門を移築。仁王像は福井県小浜の長源寺から移された運慶作と伝わる。

大河内山荘を出て竹の道を北に進み山陰本線を越えて小倉池へ。

小倉池の向こうに日本で唯一の「髪」を祀る神社があります。祭神は藤原采女亮政之(ふじわらうねめのすけまさゆき)公です。更に小径を進むと左手に常寂光寺(じょうじゃっこうじ)の山門が見えて来ます。山門は江戸時代後期に薬医門から改築されたもの。

山門を潜って受付を済ませ其の儘進むと茅葺屋根の仁王門があります。

仁王門を潜って石段を登り本堂へ。

本堂から仁王門を見た景色。

本堂の裏に池と築山があります。

本堂の脇の石段を登って多宝塔へ。元和6年(1620年)8月に建立。方三間・重層・宝形造・檜皮葺で総高約12mの美しい塔で国の重文に指定。

多宝塔横の石段を更に上ると、多宝塔の向こうに京都市内が広がります。

そして「歌仙祠」(かせんし)があります。平成6年(1994年)に改築。藤原定家・家隆の像が安置されています。

左に少し行くと、「時雨亭跡」があります。昭和初期まで建物がありましたが、今は石碑が立っています。更に上って展望台へ。

戻って来て「開山堂」へ。

更に下ってくると瀟洒な休憩所があり、仁王門の横に出てきます。

撮影:2018年04月03日

0コメント

  • 1000 / 1000