京都庭園散歩 和中庵(2018年11月)
場 所:京都市左京区鹿ケ谷比桜谷町110
拝 観:通常は非公開(特別公開時のみ拝観可能)
拝観料:600円
拝観時間:10:00~16:30(16:00受付終了)
滋賀県近江五箇荘出身の繊維製造販売業者・藤井彦四郎が、鹿ケ谷山麓の地に、贅を尽くし・粋を凝らして建てた広大な庭園をもつ邸宅。彦四郎の友人・漢学者長尾雨山により、「何事にも偏らず公平に」をモットーとして「和中庵」と命名された。
昭和24年(1949年)にノートルダム教育修道女会が取得して、修道院として改造し利用した。
やがて、シスターの高齢化に伴い修道院としての役割を終え、平成20年(2008年)にノートルダム女学院中学高等学校に移管された。
老朽化が目立ち一時は解体が決定されたが、関係者の保存への想いが多くの人々を動かし、一転主屋以外の保存が決定された。主屋は残念ながら取り壊されたが、洋館・奥座敷(客殿)蔵・茶室は、2014年から2年間の改修・耐震工事が施され現在に至る。
霊鑑寺南側の瑞光院へ至る路を登ると右手に入口の門が見えて来ます。
受付を済ませ、和中庵へ。旧主屋跡の前庭で説明を受けた後、建物の内部へ。
洋館に向かって左右の楓。
上がってすぐ左手の洋室の小窓。
右手の洋間。寄木細工の床が美しい。
正面の階段を上がって2階のホールへ。
2階のホールは、現在は伐採されてありませんが、以前庭には桜の野生種・エドヒガン桜の大木があり、毎年美しい花を咲かせていたことから「桜ホール」と呼ばれています。
洋館と奥の奥座敷とは渡り廊下でつながっています。
渡り廊下から左側の霊鑑寺方向を見た景色。
右手の女学院側を見た景色。
奥座敷側から洋館を見た景色。
奥座敷は修道院として使われていた板の間から、改修で畳の間に戻されました。
奥座敷から庭園を見た景色。
奥の縁側から見た庭の景色。
右側の縁側から庭を見た景色。
2018年11月27日撮影 (無断転載を禁止)
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