京都庭園散歩 霊鑑寺(2018年11月)

場 所:京都市左京区鹿ケ谷御所ノ段町12

拝 観:通常は非公開、特別拝観時のみ公開。

拝観料:700円

拝観時間:10:00~15:30(受付終了)

(拝観料・拝観時間は参考です、特別拝観時に事前確認してください)

山号は円成山(えんじょうざん)。臨済宗南禅寺派に属する尼門跡寺院。開基は後水尾天皇の皇女・浄法身院宮宗澄(じょうほっしんのみやそうちょう)。別名、「谷の御所」或いは「鹿ケ谷比丘尼御所」とも呼ばれています。

承応3年(1654年)に後水尾天皇が勅願し、上記の皇女を開基として創建。江戸時代中期の池泉観賞式庭園が書院の南に作庭、椿の名木が広い庭を埋め尽くしています。また、多くの皇室ゆかりの寺宝が保管されています。

安楽寺の南隣りに位置し、通常は閉じられ拝観することは出来ません。

石段を登って表門を潜り受付を済ませて大玄関の前へ。

中門を潜って書院前庭(南庭)へ。池を細く穿ち立石を巧みに配した池泉観賞式庭園で、池に架かる石橋の奥に般若寺型石燈籠が置かれています。

書院前の路地を通って右手に書院の東庭を、左手に書院から本堂を結ぶ回廊を見ながら、石段を上がって本堂前の庭園へ。東庭は本堂に向かう崖地を利用して造られており、多くの立石とサツキの刈込で構成されています。

本堂の前庭は一面苔むして、多くの椿の古木が茂る庭園です。

本堂前庭の奥に、土蔵と天満宮がありその前に布袋様の硯が何気なく置かれています。

本堂の前庭から東側を通って、本堂を一周する形で路地が通っています。回遊路の途中から本堂を見た景色。

本堂を回遊する途中にも多くの椿が植えられています。

また、大きな楓の木があり鮮やかな紅葉も見られます。

ぐるっと巡って書院裏の奥書院の建物へ。

元の回廊の所まで戻って来れます。(左手は本堂)

2018年11月27日撮影 (無断転載を禁止)

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