京都庭園散歩 青蓮院門跡(2018年11月)

場 所:京都市東山区粟田口三条坊町69-1

拝 観:無休

拝観料:500円

拝観時間:9:00~17:00(16:30受付終了)

     (春・秋の夜間特別拝観の時は、料金・拝観時間が変わります)

宗派は天台宗、山号は無し、開基は伝教大師最澄、本尊は熾盛光(しじょうこう)如来。

梶井(現在の三千院)、妙法院と共に、天台宗の三門跡寺院とされています。

最澄が比叡山を開くにあたり、山上に幾つもの僧房を造ったが、その内の一つ比叡山東塔の南谷にあった青蓮坊が起源とされています。

12世行玄僧正に鳥羽上皇が御帰依され、第七皇子覚快法親王が行玄の弟子として入寺、院の御所に準じて現在の地よりやや北西の三条白川の地に殿舎を造営し青蓮院と改称した。行玄僧正は青蓮院の第1世となり、その後青蓮院は、皇家や摂家の子弟が門主を務める格式高い寺院となった。

平安末期から鎌倉時代にかけて、愚管抄の著者で知られる第3世慈円の時に大いに栄えた。鎌倉時代に、河川の氾濫を避けて高台の現在地へ移った。

近代に入り、明治26年(1893年)の火災で大部分の建物が失われた。 また、平成4年(1993年)4月25日には過激派(中核派)の放火により好文亭が焼失したが、2年後に再建。

不動明王ニ童子像、通称「青不動」と呼ばれている平安時代後期の仏画があります(国宝)。

庭園は室町時代の相阿弥作と伝える築山泉水庭と江戸時代の小堀遠州作と伝える霧島の庭などがあります。

三条通りを南に神宮通りを入ると左手(東側)に青蓮院の参道があります。参道を進むと右手の石段の上に長屋門が見えます。長屋門の前にある楠の巨木は京都市の天然記念物に指定され、境内西側・神宮通りに面して5本あります。

参道正面の門を入って事務所受付へ。

入口右手にある石庭。

拝観順路図。

売店を過ぎて右に回り、渡り廊下から見た相阿弥の庭。

少し進んで、渡り廊下の南角から見た小御所と相阿弥の庭。

渡り廊下と小御所の間にある庭の小御所寄りにある「一文字手水鉢」は、豊臣秀吉の奉納と伝えられています。

廊下を渡って宸殿側へ。(建物内部は全て撮影禁止です)宸殿からみた小御所。

宸殿側の廊下から見た相阿弥の庭。

宸殿東側の右近の桜、左近の橘。

宸殿から北側の本堂を見た景色。

宸殿から南側の鐘楼を見た景色。

宸殿の西端の大玄関前の方を見た景色。

本堂にお参りした後、小御所に戻って改めて見た相阿弥の庭。

売店の所まで戻り露地に下りて、廊下の下を潜り相阿弥の庭へ。

順路に従い、小御所から池の前を通って華頂殿の横の露地へ。

右手に小堀遠州作と伝わる霧島の庭を見ながら好文亭へ。

好文亭の玄関側。

門を潜って好文亭の裏側の大森有斐の庭へ。

相阿弥の庭の北側を通って本堂へ。本堂を回って本堂正面、そして宸殿の正面へ。

順路側から見た宸殿。

宸殿の横を通って出口へ。

2018年11月28日撮影

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