京都神社仏閣編 千本釈迦堂(2019年04月)
場 所:京都市上京区七本松通今出川上ル溝前町
拝 観:境内自由
拝観料:境内無料、本堂・霊宝殿は600円
拝観時間:9:00~17:00
正式名称は大報恩寺(だいほうおんじ)、真言宗智山派、山号は瑞応山(ずいおうざん)。
鎌倉時代初期の承久3年(1221年)に、比叡山で修行を終えた藤原秀衡の孫の求法上人義空により創建。当初は草堂だったが、摂津国尼崎の材木商の寄進を受けて安貞元年(1227年)に本堂が完成。度重なる災害をも乗り越え現存する京都市内では数少ない中世建築。
本堂造営に際して、大工の棟梁の妻・おかめの逸話が有名。度重なる戦火を潜り抜けて本堂が残ったことと結びつき、現在の厄除け・招福のおかめ信仰に繋がっています。本堂東側に多くのおかめの像が置かれています。
北野天満宮の東門を出て真っすぐ東に進むと、左手奥に南門が見えます。
南門の右手前に桜があります。
南門を潜って境内に入ると、右手に長屋風の建物があり、左手に稲荷社があります。
稲荷社の奥(北側)に、山名氏清と山名宗全の念持仏であった不動明王が祀られている不動明王堂があります。
不動明王堂の前から、北に石畳が続きその先に国宝の本堂が見えます。本堂に向かって右手(東側)に阿亀桜(おかめさくら)の名で親しまれている大きな枝垂れ桜があります。
本堂は、入母屋造・檜皮葺、桁行5間・梁行6間で正面に1間の向拝を設けています。
本堂に向かって左手(西側)に寺務所及び拝観受付があります。受付を済ませ北側の霊宝殿へ。
霊宝殿には、本尊釈迦如来坐像以外の重要文化財の仏像など、貴重な文化財が保存・展示されています。快慶作を含む木造十大弟子立像10躯や肥後定慶作の木造六観音像6躯が完存しています。本堂北西隅から上がり南西隅から本堂に入ることが出来ます。北西隅の上り口から南方向を見ると、左手に本堂入口、右奥に不動明王堂が見えます。
左に向いて、本堂裏側(北側)を見ると、細長い庭があり奥に桜があります・
本堂内陣(撮影禁止)に入り参拝を済ませて、本堂東側から出て、多数のおかめの像やお面を見て、縁側へ。北東側と南東側の景色。
本堂の南側に回って廂越しの阿亀桜。
本堂の南西隅から南門。
境内に戻り南門へ。
2019年04月04日撮影
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