京都庭園散歩 東山建仁寺塔頭 正伝永源院(2017年4月)

場 所:京都市東山区大和大路四条下る4丁目小松町586

特別公開時のみ(春と秋の2回)(2017年4月15日~5月7日)

拝観時間:10:00~17:00(受付は16:30で終了)

拝観料:500円

臨済宗建仁寺派の大本山建仁寺の塔頭。元は正伝院と永源庵の二ケ寺。

正伝院・・・義翁紹仁・勅謚普覚禅師を開山に鎌倉年間に創建。しばらく荒廃していたのを

      信長の弟 織田有楽斎長益が元和元年(1618年)に再興。

      この時に、隠居所と茶室「如庵」(じょあん)を建てる。

      のち、京都府の施設設立のため、建物を放棄し替地である永源庵に移転。

      1909年に書院・庫裏・総門・唐門・二十閣門・長好閣は売却。

永源庵・・・南北朝時代、無涯仁浩禅師により開山。当初は東山清水坂峯下に庵を構えてい 

      たが、細川家との帰依が深まり1372年建仁寺塔頭に列せられ、1398年以降現在   

      の地移転。明治1868年廃仏毀釈以降無住となっていたため、上記により正伝院  

      が移入。正伝院と永源庵が合併し、寺号を正伝永源院と改めた。


八坂神社を正面に四条通を右折れ、花見小路の人込みを抜けて建仁寺北門の手前を右折。

一筋鴨川の小路に面して「正伝永源院」があります。

          

門を潜って左に折れると、織田有楽斎とその正室の大きな五輪石塔が並んでおり、それと並んで細川家の墓があります。


門を潜って本堂の西側に山水庭園が広がり、奥に平成8年に完成した「如庵」(レプリカ)があり、落ち着いた美しい空間があります。


北側には大きな船形の手水があり趣きがあります。


狩野山楽の襖絵もあり、特別公開の折はまた訪れてみたい庭園です。

2017年04月19日撮影

0コメント

  • 1000 / 1000