京都庭園散歩 東山建仁寺塔頭 両足院(2017年6月)
場 所:京都市東山区大和大路四条下る4丁目小松町591
通常は非公開、特別公開時のみ(初夏と冬の2回)(2017年5月26日~7月6日)
拝観時間:10:00~16:30(受付終了時間)
拝観料:600円
龍山徳見(りゅうざんとっけん)を開山とする臨済宗建仁寺派の塔頭寺院
1358年徳見が入滅し、墓所として現寺域となる。天文年間(1536年)の
火災の後、知足院と両足院とを併せて「両足院」と称す。
室町中期まで五山文学の最高峰の寺院であり、また徳見の弟子で中国の僧林浄因が
徳見が帰国する際来日し、「饅頭」文化を伝えたことから、「饅頭始祖の寺」と
しても有名。
花見小路の突き当りの建仁寺北門を入って、法堂を見ながら西来院への路をコの字型に曲がって右折すると両足院の前にでます。
庭園は白砂と松と菱形の敷石の小路が美しい唐門前庭と
枯山水の方丈前庭と
京都府の名勝庭園に指定される大書院の池泉回遊式の3つの庭園があります。
池を巡って北側に水月亭と臨池亭の2軒の茶室があり、初夏は「半夏生」が開花し、白と緑のとても綺麗な庭園です。
「水月亭」は「如庵」の写しとして明治43年に建てられた2畳半台目の茶室です。
(別途500円で2017年6月10日~25日まで公開)
あと見落としがちですが、方丈と庫裡ので囲まれた中庭「閼伽井庭」も、井戸と水鉢と灯籠があって趣きがあります。
撮影:2017年6月13日 (茶室内部と唐門前庭はHPより転用)
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