京都庭園散歩 妙心寺塔頭 東林院(2017年4月)

場 所:京都市右京区花園妙心寺町59

1月、6月および10月の各催物があるときにのみ特別公開

 小豆粥で初春を祝う会 1月15日~31日

 沙羅の花を愛でる会  6月15日~6月30日

 梵鐘の灯りに親しむ会 10月6日~10月15日

拝観時間:9:30~16:00

拝観料:沙羅の花を愛でる会の場合

    1,600円(お抹茶と和菓子付き)

    5,950円(精進料理付き)

享禄4年(1531年)室町幕府菅領・細川氏綱が、養父・細川高国の菩提を弔うために建立。

当初「三友院」と号したが、弘治2年(1556年)高国の孫の山名豊国が開基となり、妙心寺

山内に移して再興。開山は妙心寺第51世直指宋諤(じきしそうがく)、寺名を「東林院」

(とうりんいん)と改名。

JR山陰線花園駅 徒歩8分程度

妙心寺の南総門を潜って真っすぐ、左に三門・仏殿をみて右折

石畳の道を真っすぐ突き当りを左折すると、門前に出ます。

門を潜って中庭を通り、入口で半券を渡してお抹茶とお菓子を頂きました。


本堂前庭には十数本の沙羅双樹が植えられており、白い可憐な花と蒼く苔むした庭園が

とても美しく趣きがあります。「一日花」として朝に咲き、夕に散りゆく沙羅の花を観て

平家物語の冒頭

 祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり。沙羅双樹の花の色、盛者必衰の理をあらわす。

 おごれる人も久しからず、ただ春の夜の夢のごとし。

を想い瞑想に耽るのもいいのではないでしょうか。


沙羅の花に見とれて見過ごされがちですが、耳を澄ますと水琴窟の済んだ美しい音色が聴こえます。

本堂横の庭も、敷石が交互に並んで趣きがあります。

撮影:2017年6月29日

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