京都庭園散歩 臨済宗龍宝山大徳寺塔頭 高桐院(2017年4月)
場 所:京都市北区紫野大徳寺町73-1
拝観時間:9:00~16:30(16:00受付終了)
拝観料:400円
休 日:不定休
但し、2017年6月7日~2018年3月31日まで拝観休止
利休七哲の一人、細川忠興三斎が慶長7年(1602年)に、父・細川藤孝(幽斎)のために建立した寺で、幽斎の弟・玉甫紹琮を開山とする。創建については1601年とする説もある。
細川家の菩提寺で、三斎およびガラシャ夫人の墓所があります。
竹垣に沿って石畳の上を歩いて三門へ
山門を潜って右に曲がると一直線の参道が唐門まで続き、木々と竹林の囲まれた空間は
幽玄の気に満ち溢れています。
右に曲がると本堂(客殿)の入口へ
本堂南庭は江戸初期の造園で、簡素ながら一面の苔地のなかに数株の楓が植わり、中央の鎌倉時代の石燈籠と相まってなかなか趣き深い庭園です。
庭に降りて茶室が点在する庭園内をゆっくり散策。伝い、お待ち合い、手水、灯り燈籠、茅葺門と・・・いまにも利休七哲の誰かに出会いそうなそんな気にさせる侘びた庭がとても素敵で気に入っています。
西側の書院は意北軒と呼ばれ、利休の邸宅書院を移築したものといわれています。
裏千家・円能斎好みの茶室・蓬莱の前庭には、加藤清正が朝鮮出兵の際に朝鮮王城の礎石を持ち帰ったとされる袈裟形手水鉢が置かれています。
書院の西北には、三斎好みの茶室・松向軒(しょうこうけん)あります。これは、秀吉が催した北野大茶会の際に三斎が造った茶室「松向庵」を寛永5年(1628年)に移築したものといわれています。
撮影:2017年4月25日
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