京都庭園散歩 臨済宗龍宝山大徳寺塔頭 瑞峯院(2017年4月)

場 所:京都市北区紫野大徳寺町81

拝観時間:9:00~17:00

拝観料:400円

休 日:無休

キリシタン大名として知られる九州の大友宗麟が、天文年間(1532年~1555年)に、

宗麟が帰依した大満国師・徹岫宗九(てっしゅう そうきゅう)禅師を開山に迎え、

自らの菩提寺として創建。

寺号は、宗麟の法名「瑞峯院殿瑞峯宗麟居士」から名付けられたもの。

総門を入って、勅使門・三門・仏殿・法堂・本坊が一直線に並ぶ壮大な伽藍を右に見て

左折れ、興臨院の隣にあります。


表門を潜り石畳の上を竹垣に沿って進むと、正面に唐門が見えてきます。

唐門(附 玄関)の手前を右に、受付を済ませて本堂(方丈)へ。

本堂は天文4年(1535年)に建造されたもので、唐門・表門と合わせ室町時代の方丈建築の

貴重な遺構として重要文化財に指定されている。

庭園は、方丈を取り囲むように南・北・西にあり、昭和36年(1961年)に重森三玲が作庭。

方丈正面は、「独座庭」(どくざてい)と呼ばれる蓬莱山式庭園。

大刈込と巨石で蓬莱山を表しそこから半島が延び、砂紋で表された荒波が打ち寄せている。

方丈の縁を右に折れると、表千家8代目啐啄斎好みの茶室「餘慶庵」への渡り廊下があります。

さらに進んで右に曲がると、「閑眠庭」に出ます。「閑眠高臥して青山に対す」という禅語から命名されたもの。

露地の奥に、利休の妙喜庵待庵の写しで平成2年に復元された茶室「平成待庵」があります。

方丈の縁側を更に進むと突き当りに燈籠と手水のある坪庭に出ます。そこを左に行くと、

表千家12代目惺斎好みの茶室「安勝軒」に。(大徳寺山内で唯一の逆勝手席)

撮影:2017年4月25日

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