京都庭園散歩 臨済宗龍宝山大徳寺塔頭 興臨院(2017年4月)
場 所:京都市北区紫野大徳寺町80
拝 観:通常は非公開、春と秋に特別公開される。
春:2017年3月21日~6月5日
秋:10月上旬~12月中旬
拝観時間:10:00~16:00
料 金:600円
足利時代の大永年間(1521年~1528年)に、能登国戦国大名・畠山義総(はたけやま よしふさ)が、大徳寺第86世小渓紹怤禅師を開山として建立。畠山家が没落後、天正14年(1586年)に戦国大名・前田利家により改修が行われ、以後前田家の菩提寺となる。
本堂(1533年頃再建)・唐門・表門と3つの重要文化財の建物が並び、茶室・涵虚亭と枯山水の庭園があります。
総門を入って、勅使門・三門・仏殿・法堂・本坊が一直線に並ぶ壮大な伽藍を右に見て
左折れすると、興臨院の門前に出ます。
表門(檜皮葺の優美な平唐門)を潜って敷地内に入ると、正面にこれも檜皮葺の唐門が見えます。
花頭窓越しに方丈前庭が眺められ趣きがあります。
唐門を右に曲がって本堂(方丈)へ、庭園は1978年、方丈の解体修理時に資料を基に中根金作により復元。
中央に寒山・拾得が生活していた天台山国清寺の石橋を模し、大石と松で蓬莱山を表した枯山水庭園です。
方丈の縁側をコの字型に巡って行くと、四畳台目に隅板を付けた古田織部好みの茶室・涵虚亭があります。
撮影:2017年4月25日
0コメント