京都庭園散歩 臨済宗龍宝山大徳寺塔頭 龍源院(2017年4月)
場 所:京都市北区紫野大徳寺町82-1
拝観時間:9:00~16:20
拝観料:
休 日:不定休
常時公開されている塔頭の1つ。総門を入って左手。
切妻造・桧皮葺の表門を潜ると正面に唐門が見えます。右に折れて受付へ。
入って左手に書院があり、臨済禅師が住した中国・鎮州城の南を流れる滹沱河から名付けられた白砂の庭・滹沱底(こだてい)があります。
庭の左右にある基礎石(阿吽の石)は、聚楽第の遺構といわれています。
書院を出ると右手に、東滴壺(とうてきこ)と呼ばれる壺石庭があります。昭和35年(1960年)に鍋島岳生(なべしまがくしょう)により作庭された現代坪庭の傑作。
方丈の前方には、開祖の東渓禅師が師である実伝和尚より賜った「霊山一枝之軒(りょうざんいっしのけん)」という室号から一枝坦(いっしだん)と呼ばれている南庭があります。正面右奥に立石で蓬莱山を表し、右手前に立石で鶴島、左に円い苔山に岩を配した亀山が印象的な枯山水庭園です。
縁側を右に曲がると東渓禅師の開祖堂が見えてきます。
更に進んで右に曲がると龍吟庭(りょうぎんてい)と呼ばれている、相阿弥作と伝えられる三尊石組みからなる須弥山式枯山水庭園があります。
中央の石組みが須弥山を青々とした杉苔は洋々たる大海を表しています。
訪問日:2017年4月25日
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