京都庭園散歩 真言宗醍醐派総本山 醍醐寺・三宝院(2018年3月)

場 所:伏見区醍醐醍醐東大路町22

拝 観:年中無休

拝観時間:3月1日~12月の第一日曜日まで→9:00~17:00

     12月の第一日曜日の翌日~翌年の2月末日まで→9:00~16:30

拝観料:春期・秋期期間中→1,500円(霊宝館・三宝院・伽藍共通)

       (奥の普段非公開の純浄観や本堂等は別途500円が必要です)

    上記以外の通常期→800円

山号を醍醐山と称し、ご本尊は薬師如来。貞観16年(874年)理源大師聖宝が上醍醐山上で醍醐水を得て、小堂宇を建立したことに始まる。

延喜7年(907年)に醍醐天皇の御願により薬師堂が建立、引き続いて五大堂も落成し上醍醐の伽藍が完成。その後下醍醐に延長4年(926年)に釈迦堂、天歴5年(951年)に五重塔が落成し下醍醐の伽藍も完成した。

しかし、応仁の乱等の戦乱で下醍醐は荒廃し五重塔のみが残された。その後秀吉による「醍醐の花見」をきっかけに、寺院の移築や三宝院の建設が進み今日に至っている。

平成6年(1994年)12月に世界文化遺産に登録。

地下鉄東西線の「醍醐駅」を下車、東へ徒歩約10分で醍醐寺の総門に至ります。

総門を潜ると真っすぐに参道が延び、左手に三宝院、正面に仁王門(西大門)、右手に霊宝館が見えて来ます。

右手の霊宝館に至る道も桜が綺麗です。

まずは三宝院へ。受付を済ませ桜が美しい前庭(人が多すぎて写真なし)を通って大玄関へ。

葵の間・秋草の間・勅使之間を通って表書院へ。この三つ間から正面に唐門(国宝)が右手に枝垂桜、左手に表書院の軒越しに山水庭園が見えてとても美しいです。

表書院側から前庭側を振り返ると枝垂桜と塀越しに前庭の桜が見えます。

醍醐寺三宝院(さんぼういん)庭園は秀吉の作庭したといわれ国の特別史跡・特別名勝に指定されています。表書院の手前の欄干から上醍醐方向を見た景色。正面に亀島、右隣りに鶴島、左手前に加茂の三石が見えます。

亀島の五葉松は樹齢600年以上といわれている名木で、亀島と鶴島とを継無く石橋が鶴の首で

今にも飛び立とうとしている様を表現しているそうです。

庭の向かって右側。

正面。

左側。向う岸の庭の中心位置する立石は聚楽第から移された名石で、阿弥陀三尊を表しているといわれています。

下の写真の向う岸の左端。両側に横に長い石があり中央に粗削りな立石がそれです。普段は非公開の純浄観から見た景色です。

苔生した橋の奥に木々の陰になって分かりずらいですが、茶室「枕流亭」があります。

純浄観(重文)(秀吉が槍山で花見をした時の建物を移築)から奥の本堂(重文)を見た景色。

本堂には快慶作の弥勒菩薩像が安置されています。純浄観の裏側の奥に茶室「松月亭」があります。左手は奥宸殿(重文)です。

奥宸殿から築山をみた景色。

奥宸殿の反対側の坪庭。

三宝院を出て仁王門へ、途中三宝院から見えた唐門が左手に見えます。

仁王門以降の下醍醐については別途紹介します。撮影2018年3月28日。

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