京都庭園散歩 鷲峰山高台寺(2018年3月)
場 所:東山区高台寺下河原町526
拝 観:無休
拝観料:600円
拝観時間:9:00~17:00
慶長11年(1606年)秀吉の正室・北政所が秀吉の菩提を弔うために建立。
臨済宗建仁寺派の寺院で、山号は鷲峰山(じゅぶさん)寺号は詳しくは高台寿聖禅寺と称する。ご本尊は釈迦如来。伏見城の一部を移築し壮麗を極めたが火災にあい、今は表門、開山堂、霊屋、茶室傘亭と時雨亭(いずれも重文)等を残す。茶室傘亭と時雨亭は桃山時代の茶室建築の代表作。庭園は小堀遠州作と伝わる桃山時代を代表する池泉回遊式庭園で史跡・名勝に指定されています。
八坂から清水に向かう「ねねの道」の途中にある台所坂の石畳を登って庫裏の横の受付へ。
受付を済ませ順路に従って進むと右手に湖月庵があります。
少し進むと正面が開け、大雲院の祇園閣越しに遠く北山の峰々が見えます。
右に折れると正面に遺芳庵(いほうあん)が見えてきます。近世初期の商人灰屋紹益の旧邸跡から移築。一畳台目の小規模な茶室で壁一杯に開けられた丸窓が特色。
遺芳庵を右手に曲がると視界が開け、雄大な池泉回遊式庭園が現れます。右手の書院から開山堂に向けて偃月池(えんげつち)に回廊が架かっています。回廊の中央に観月台があります。
書院と方丈の間の坪庭。
方丈に上がって南側の方丈前庭へ。正面に勅使門、右手に唐門そして唐門の前に見事な枝垂桜があります。
方丈から庭園に下りると正面に臥龍池(がりょうち)越しに左に霊屋(おたまや)が見えます。慶長10年(1605年)の建築で、内部には中央に大随求菩薩(だいずいぐぼさつ)向かって右に秀吉の坐像、左に北政所の片膝立の像が安置されています。また、厨子の扉や須弥壇に描かれている蒔絵は高台寺蒔絵として有名です。
方丈から小門を出て開山堂のある中門へ。
開山堂から臥龍池越しに霊屋に向かって臥龍廊(がりょうろう)と呼ばれる長い回廊が架かっています。
中門に戻って左に坂道を登ると茶室傘亭と時雨亭が見えて来ます。向かって左が傘亭、右が時雨亭です。
裏側からの景色。
撮影:2016年初夏
追加、方丈前庭の枝垂桜
撮影:2018年03月28日
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