京都庭園散歩 天龍寺塔頭 弘源寺(2018年4月)
場 所:右京区嵯峨天龍寺芒ノ馬場町65
拝 観:春・秋の特別公開時のみ(2018年3月17日~5月16日)
拝観料:500円
拝観時間:9:00~17:00
永享元年(1429年)室町幕府菅領の細川持之が天龍寺の開山・夢想国師の法孫に当たる玉岫禅師を開山に向かえて創建、持之公の院号をとって弘源寺と号した。創建時は北は二尊院から南の亀山に至る広大な寺領を有していたが、幾度かの火災に遭い変遷を重ねて明治15年末庵である維北軒と合寺し現在に至る。
嵐山を借景にした枯山水庭園「虎嘯(こしょう)の庭」があります。
天龍寺に向かって右側の参道を暫く進むと右手に山門があります。
山門を潜って受付を済ませ本堂へ。本堂は客殿形式で寛永年間の造営で、中央に本尊観世音菩薩、右に開山である玉岫禅師像、左に開基である細川持之公の位牌を祀っています。また柱には幕末の「蛤御門の変」(1864年)に際し天龍寺に陣を構えた長州藩の軍勢が試し切りした刀傷が残っています。
本堂から見て右手に毘沙門堂があります。毘沙門天立像(重文)は印度の仏師の作と伝わっています。扁額は弘法大師の直筆、天井には日本画家初代藤原孚石筆になる四季草花48面の絵画があります。
「虎嘯の庭」は「龍吟雲起 虎嘯風生」(龍吟して雲起こり 虎嘯きて風生ず)という語句から名付けられています。
また、突き当りの部屋の奥には瀟洒な「奥の庭」があります。
襖絵等は一切撮影禁止になっています。
撮影:2018年04月03日
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