京都庭園散歩 臨済宗天龍寺派大本山 天龍寺(2018年4月)
場 所:右京区嵯峨野天龍寺芒ノ馬場町68
拝 観:無休
拝観料:庭園のみ500円、庭園+諸堂は500円+300円=800円
法堂「雲龍図」公開時はさらに別途500円
拝観時間:8:30~17:30(北門は17:00に閉門)
10月21日~3月20日:8:30~17:00(北門は16:30に閉門)
臨済宗天龍寺派大本山で正式名称は霊亀山天龍資聖禅寺。
歴応2年(1339年)に吉野で崩御された後醍醐天皇の菩提を弔うため、足利尊氏が夢想国師を開山として創建。天龍寺船による中国元との貿易で資金を調達し、康永2年(1343年)にはほぼ七堂伽藍が完成し、京都五山第一位の寺格を誇った。その後度重なる火災により荒廃、秀吉の朱印を得て復興するも、文化年間に被災。さらに蛤御門の変に際して長州軍の陣営となり再び伽藍が焼失。以後、明治32年に法堂・大方丈・庫裡が完成。大正13年には小方丈が、昭和9年には多宝殿と茶室祥雲閣及び甘雨亭が完成。
庭園は南側の「曹源池」と北側の百花苑からなりそれを巡る形で参拝コースが設定されています。
「曹源池」は、約700年前の夢想国師作庭当時の面影をとどめており、嵐山を借景にした池泉回遊式庭園です。国の史跡・特別名勝の第一号に指定されています。平成6年(1994年)に世界文化遺産に登録されました。
もう一つの「百花苑」は、昭和58年に北門開設と同時に整備された庭園です。
右手に勅使門、左手に妙智院を見ながら参道を西へ。
左側に妙智院、寿寧院、等観院、永明院と塔頭が続きます。寿寧院と等観院の間の露地の桜及び等観院の門前。
庭園参拝の受付を済ませ大方丈の東側の石庭へ。法堂に通ずる唐門が見えます。
大方丈を南の築山を見ながら西側の曹源池へ。
曹源池は大方丈の西側に広がる雄大な庭園です。向うに見えるのは大方丈から続く書院(小方丈)です。
少し進んで書院側からは嵐山の借景に桜が咲いて綺麗です。
池の中央正面に龍門の滝に見立てた2枚の巨石が立っています。
書院から伸びる回廊に沿って多宝殿へ。多宝殿前の桜も綺麗でした。
参拝コースで一番高い望京の丘付近から京都市内と百花苑の方を見た景色。
百花苑の景色。
撮影:2018年04月03日
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