京都庭園散歩 日蓮宗勅願寺大本山 妙顕寺(2018年5月)

場 所:上京区寺之内通堀川東入

拝 観:年中無休

拝観料:境内自由、庭園は500円

拝観時間:10:00~17:00

具足山妙顕寺と称し、鎌倉時代後期、元享元年(1321年)に創建された京都における日蓮宗最初の寺院。

日蓮宗開祖 日蓮聖人の遺命を受け、後醍醐天皇より寺領を賜り、孫弟子に当たる日像上人により日蓮宗寺院として建立。その後、建武元年(1334年)に勅願寺と認める綸旨が下り、宗門第一の勅願寺として栄えた。

その後、兵火や法難により伽藍は各地を転々としたが、安土桃山時代に、秀吉の命により現在の地に移転。江戸時代の「天明の大火」(1788年)により伽藍の大半を焼失したが、天保5年(1834年)に再建され現在に至る。

庭園は、勅使門に面した「四海唱導の庭」、書院前の尾形光琳の「松竹梅図」になぞらえた「光琳曲水の庭」とそして小さいながらも清らかさを備えた「孟宗竹の坪庭」の3つがあります。

山門を潜ると広大な寺域が広がり、正面に本堂、右手に三菩薩堂と鬼子母神堂、左手に鐘楼が見えます。


三菩薩堂と鬼子母神堂の間の石畳の路を進むと奥に慶中稲荷、右手に御真骨堂が見えます。

本堂と鬼子母神堂の間の廊下を潜ると右手に龍神廟があります。

そのまま進むと勅使門が見えて来ます。右手にある石塔は寿福院塔です。

勅使門を見て左手に折れ、本堂と方丈の大玄関を繋ぐ回廊を潜って方丈前へ。

正面に方丈、右手に大玄関があり、方丈前の左隅に可愛い手水があります。

方丈で受付を済ませ客殿へ。

方丈・客殿・大玄関・書院に囲まれて、清らかな「孟宗竹の坪庭」があります。

そのまま進むと客殿に至り、目の前に枯山水の「四海唱導の庭」が広がります。正面に勅使門、右手に大玄関、右手前に船形の手水鉢があります。

一旦坪庭に戻って今度は書院へ。書院・奥書院・宝物殿・客殿に囲まれた空間に山水庭園「光琳曲水の庭」が広がります。

大玄関から回廊を巡って本堂へ。

本堂内部は写真撮影が禁止。内陣は三宝諸尊が配置され、十界曼荼羅が勧進されて厳かな雰囲気が漂っています。天井には、寄進された方々の家紋が描かれています。

撮影:2018年5月26日

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