京都庭園散歩 竹の寺地蔵院(2018年6月)
場 所:西京区山田北ノ町23
拝 観:無休
拝観料:500円
拝観時間:9:00~16:30(受付は16:15終了)
この地は、元は衣笠内大臣と云われた歌人・藤原家良が山荘を営んでいたところ。貞治6年(1367年)に室町幕府菅領・細川頼之が、宋鏡禅師を招いて建立した臨済宗の寺院。勧請開山は夢想国師、本尊は地蔵菩薩。南北朝時代には勅願寺となり寺運も興隆したが、応仁の乱の兵火により伽藍を焼失し衰退し、江戸時代までは境内に2つの末寺を残すのみとなっていた。その後、貞享3年(1686年)に方丈が復興され、寺観が整備された。
一休宗純が6歳で出家するまで、母と共にこの寺で過ごしたと伝えられています。また、境内が広く竹林で覆われていることから、竹の寺とも呼ばれています。
方丈は京都市指定文化財に指定されており、庭園は「十六羅漢の庭」と通称される平庭式枯山水庭園です。
鈴虫寺から更に南下すると右手にあります。参道の両脇に鬱蒼と木々が生い茂る奥に総門があります。
総門で受付を済ませ境内に入ると少し右斜めにさらに参道が続き、その奥に本堂が見えます。
本堂から振り返って、入口の総門の方を見ると左右に竹林が生い茂り、竹の寺と称されているのがよく分かります。
本堂の左手奥に細川頼之公と宋鏡禅師の2人のお墓が並んであります。
本堂前から右手に参道が延びて、庭園のある方丈に至る中門が見えます。
中門を潜って、庫裡の左横にある小門を通って方丈へ。
平庭式枯山水庭園には、羅漢に見立てられた16個の自然石が配されています。庭園とは反対側の方丈内には、細川護熙元首相筆になる瀟湘八景図の襖絵(撮影禁止)があります。
方丈庭園を後にして小門、中門、本堂から総門に戻ります。
撮影:2018年06月07日
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