京都庭園散歩 安楽寺(2018年11月)

場所・拝観及びお寺の概要等については、安楽寺(2018年5月)に記載しています。


法然院を過ぎて暫く進むと左手に「浄土禮讃根元地・國光大師霊場」と刻まれた石碑の奥に安楽寺の山門があります。

明治25年(1892年)に建立された茅葺の山門はとても瀟洒で美しいです。

山門を潜って左側で受付を済ませ生垣に囲まれた石畳の路地があり、左正面に客殿「椛(MOMIJI)が見えます。

客殿に向かって左に折れると前庭越しに本堂が見えます。

客殿の脇真直ぐ進むと石段があり侘びた門の奥にひっそりと「松虫・鈴虫両姫」の供養塔が寄り添って立っています。

(特別公開時のみ供養塔まで行くことが出来ます)

両姫の供養塔前から振り返って客殿の方を見た景色。

供養塔の石段を下りて元の石畳に戻ると、本堂と対峙する位置(客檀に向かって右側)に、住蓮・安楽両上人の供養塔があります。

本堂をお参りした後、右手の小口を出ると回廊と書院に囲まれた坪庭があります。

坪庭の片隅に苔むした手水鉢があります。

書院の前庭は回遊式の山水庭園になっています。

縁側から書院庭園の左側・中央・右側の景色。

本堂に戻って靴に履き替えて前庭を右手へ(本堂に向かって左手)。

前庭の仏足石を左手に見て進むと手水舎や手水鉢や地蔵石仏やくさの地蔵堂があります。

くさの地蔵堂に収められている地蔵像は鎌倉中期の作で、古くから皮膚病等にご利益があると信仰されているそうです。

地蔵堂自体は2015年5月に再建されたものです。

2018年11月27日撮影(無断転載禁止)

0コメント

  • 1000 / 1000