京都庭園散歩 慈照寺(銀閣)(2018年11月)

場 所:京都市左京区銀閣寺町2

拝 観:無休(東求堂・本堂・弄淸亭内部は特別拝観時のみ公開)

拝観料:500円(上記特別拝観を希望する場合は別途1000円)

拝観時間:8:30~17:00

正式名称は東山慈照寺で臨済宗相国寺派に属する禅寺。開基は足利義政、開山は夢窓疎石とされています。

室町幕府第8代将軍・足利義政は、文明5年(1473年)に子・義尚に将軍職を譲り、文明14年(1482年)から祖父・第3代将軍義満公の北山殿金閣にならい、隠栖生活を過ごすために山荘・東山殿を造営した。

着工の翌年からここに移り住んでいたが、完成を待たずして延徳元年(1489年)1月に死去。

翌年2月に義政公の菩提を弔うため寺に改め、義政公の法号である慈照院に因み東山慈照寺と命名された。

現存する当時の建物は、観音殿(銀閣)と東求堂のみでいずれも国宝に指定されています。

庭園は錦鏡池を中心とする池泉回遊式で、国の特別史跡・特別名勝の指定されています。

なお、東山山麓にある石組み(お茶の井)は、昭和6年(1931年)に発掘されたもので、室町時代の面影を残すとされています。

東山慈照寺は、平成6年(1994年)世界文化遺産に登録されました。

銀閣寺参道を真っすぐ進むと「総門」にでます。

総門を潜って右折れし「銀閣寺垣」に沿って進むと受付にでます。

受付を済ませて中門を潜って境内へ。


入ると左手に庫裡・玄関の建物と前庭があります。

庫裡に沿って進むと宝処関(ほうしょかん)の花頭窓から銀沙灘(ぎんしゃだん)が眺められます。

本堂前からは右の向月台(こうげつだい)・左の銀沙灘(ぎんしゃだん)越しに錦鏡池(きんきょうち)を巡る回遊式庭園が見えます。

本堂(方丈)とそれに続く東求堂。手前は銀沙灘、奥は月待山。

本堂と東求堂の間にある坪庭、方形の蹲が面白いです。

東求堂と前庭(錦鏡池に浮かぶ白鶴島)。

東求堂から白鶴島を見た景色。

銀沙灘の横を通って錦鏡池に架かる石橋を渡り、月待山の方の展望所に向かいます。

錦鏡池越しにみた東求堂の全景。

東求堂の横を通り展望所へ。

展望所からは京都市内を遠景に、慈照寺全体が見渡せます。

展望所から下ってくると、錦鏡池に浮かぶもう一つの島・仙人洲(せんにんす)越しに観音殿(銀閣)が見えます。

錦鏡池に繋がる水路を通って銀閣へ。

銀閣と紅葉。

銀閣の横から圓通殿(売店)の前を通って出口へ。下は案内図です。

2018年11月27日撮影 (無断転載を禁止)

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