京都庭園散歩 妙心寺塔頭 麟祥院(2019年3月)

場 所:京都市右京区花園妙心寺町49

拝 観:通常は非公開(特別公開時のみ拝観可能)

    京の冬の旅(2019年01月10日~03月18日)にて公開

    海北友雪筆の水墨画「雲龍図」や「瀟湘八景・西湖図」、小堀遠州作と伝わる

    春日局坐像などが拝観出来ます。

拝観料:600円

拝観時間:10:00~16:00(受付終了)

寛永11年(1634年)に徳川第三代将軍家光が、乳母である春日局の追福を願って、春日局を開基とし、碧翁愚完(へきおうぐかん)を開祖として、現在の花園高校付近に香華所として建立(諸説あり)。

春日局が寛永20年(1643年)に没すると、その法号に因み寺号を「天沢山麟祥院」に改めた。明治30年(1897年)に、本堂・御霊屋・庫裏・鎮守などが現在の地へ移転。

妙心寺北総門から入って真っすぐ参道を進むと、突き当たる少し手前・左側に山門があります。


山門を潜ると真っすぐ石畳の路が本堂庭園入口に続いています。

路地を挟んで前庭があり、庫裡前には梅が咲いています。

本堂入口から振り返って山門を見た景色。

庭園入口の花頭窓から見た庭園。

本堂南側の庭園は苔むした枯山水庭園で、築山に三尊石、船石、滝口、石橋等が配されています。奥には本堂と回廊で繋がっている「御霊屋」があり「春日局坐像」が安置されています。また、本堂には海北友雪筆の水墨・襖絵「雲龍図」「瀟湘八景」「山水図」「西湖図」などがあります。(建物内部は一切撮影禁止です)

御霊屋から入口方向見た庭園。

本堂東側の庭。

本堂と御霊屋とを繋ぐ渡り廊下から北側に梅と黄色の山茱萸(さんしゅゆ)が見えます。

入口付近には、淀城から移されたという「月に叢雲」の蹲や鯱鉾(しゃちほこ)が据えられています。

2019年03月14日撮影

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