京都神社仏閣編 北野天満宮(2019年03月)

場 所:京都市上京区御前通今出川上る馬喰町

拝 観:無休

拝観料:無料

    梅苑公開・御土居の青紅葉・御土居の紅葉・宝物殿公開などにつては

    別途料金が必要

拝観時間:  4月~9月 5:00~17:30

     10月~3月 5:30~17:30

右大臣菅原道真が左遷され、延喜3年(903年)に大宰府で没した後、都では落雷などの災害が相次いで発生し、道真公の祟りだとする噂が広まった。

西ノ京の多治比文子や近江国比良宮の神主神良種に託宣があり、それらに基づいて天歴元年(947年)に北野朝日寺の僧・最珍らが当所に神殿を建て、菅原道真公をお祀りしたのが始まりとされています。永延元年(987年)に一條天皇の勅使が派遣、国家の平安が祈念され、「北野天満天神」の神号が贈られました。

主祭神は菅原道真公、相殿神は中将殿と吉祥女です。全国約1万2000社の天満宮・天神社の総本社になっています。

今出川通りに面して一の鳥居があります。高さ11.4m、木曽の花崗岩の一本柱で、大正10年10月に建立。扁額の文字は閑院宮載仁親王の筆によるものです。

鳥居を潜って右手に燈籠越しに梅が咲いていました。

参道を進むと、二の鳥居・三の鳥居と続きます。

三の鳥居の向こうに楼門が見えます。扁額には、平安中期の学者・慶滋保胤(よししげやすたね)と大江匡比衡(おおえのまさひら)が道真公を讃えた言葉として「文道大祖 風月本主」と書かれています。

楼門を入ると右手に手水舎とその奥に宝物殿があります。

左手には絵馬所があります。元禄12年(1699年)に建てられ、京都市指定有形文化財に指定されています。絵馬所の西側に梅苑への入口が設けられ、今年は2月22日~3月17日迄、800円(茶菓子付)でした。「梅苑の様子は京都庭園散歩(番外編)北野天満宮の梅園」に載せています。

絵馬所を背に北側に進むと東側に2つの摂社(火之御子社、白太夫社)が、西側に2つの摂社(老松社、福部社)があります。写真は福部社と老松社です。福部社は金運・開運招福の神が祀られ、老松社は植林・林業の神が祀られています。

参道の正面に三光門(中門)があります(重要文化財)。日・月・星の彫刻があることからそう呼ばれていますが、実際は星の彫刻は無いとも云われています。

三光門を入ると回廊に囲まれ正面に社殿(国宝)があります。本殿から見て左には松、右には梅が植えられています。社殿は慶長12年(1607年)に造営され、道真公をお祀りする本殿と拝殿・石の間・楽の間が連結された日本最古の権現造となっています。

三光門を出て西回廊沿って本殿の裏側へ。西側に17の摂社末社、北側に14の摂社末社があります。

本殿裏(北側)の摂社末社の一番右端(東側)に地主社があります。天神地祇(てんしんちぎ)の神々をお祀りおり、創建以前からある境内で最も古い社で、招福・請願成就・交通安全にご利益があります。

地主社の東側から北側に進むと、文子天満宮がありその先に北門が見えます。

本殿の東側に沿って南に歩くと東門に至る路があり、その路沿いに和魂漢才碑があります。

東門は切妻造・銅葺の四脚門(重要文化財)。

社務所の前を通って楼門へ。

2019年03月08日撮影

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