京都庭園散歩 善峯寺 Ⅳ(2019年06月)

薬師堂の西隣に蓮華寿院旧跡庭が広がっています。この地は元は源算上人が蓮華寿院を建立されたところで、観性法橋、慈鎮和尚が住されて以降、多くの親王や祖師が住まわれた所だそうです。庭園は薬師堂の移築時に作庭されました。

薬師堂の南側にはしだれ桜があります。

池に沿って進むと石橋があり左側に十三重石塔が建っています。

更に進むと、聖観音菩薩の前で道は2つに分かれ、上の道は青蓮院親王の御陵(宮内庁の管轄)と当寺に功績のある祖師の墓地に続いています。

下の道は本庄家(桂昌院の実弟一族)の卒塔婆が並んでいる墓地に続いています。

墓地を出て石燈籠と石造物(獅子?)の前を通って、坂道を下ると青蓮の滝の前に出ます。

青蓮の滝を過ぎてさらに下ると、阿弥陀堂と書院の前に出ます。阿弥陀堂は、寛文13年(1673年)の建立で、本尊は宝冠阿弥陀如来です。訪れた時は、屋根瓦老朽化のため改修工事中で見ることは出来ませんでした。

書院から下に続く白壁にそって石段を下りると本堂前に至ります。

本坊前から阿弥陀堂を見上げた景色。

本堂前を通って、右下に観音堂の甍を見ながら坂道を下って順路は終わります。

2019年06月12日撮影。

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